剣山ヒルクライム
お盆休み二日目ですやほーい。
せっかくの連休、一日は県外で走りたいと画策、
以前から注目していた徳島県の剣山に登ってみることに。
なんでもふもとの街から距離40キロ標高差1500m登りっぱなしらしい。
それはすごい。
各地のメジャーヒルクライムレースでも
20キロ1200m前後なので、まさしく超級山岳。楽しみだ。
さらに乗鞍に向けて、長距離登る練習にもなる。
岡山には1000m以上一気に登れる山は(多分)ないので。
と、気合十分で自分としては超早起きの朝5時出発、
7時すぎにふもとのつるぎ町に到着。
瀬戸大橋使えばスタート地点まで実は100キロほどとか、
六甲山行くより近いかもしれない。
近くの運動公園を拠点にして、剣山ヒルクライムスタート〜。
予報ではかなり不安定な天気とのことだが、
ここを見る限りすごくいい天気。これは大丈夫だろ〜。
ただ、もちろん2000m近い山に登るので、
それなりの備えをして出発。
ルートは基本、というか頂上までずっとR438を走行。
ずっと渓谷のような川沿いを進む。岡山とかでは見ない荒々しさ。
涼しさはあるが少し怖い・・
R438、国道とはいえ、基本1車線のとても細い道で
もちろん交通量は少ないのだが、それでも時々クルマは来るので
細心の注意をもって走る。
前半は1〜3%くらいのダラダラとした緩斜面。
40キロ登るとは聞いていたが、
前半20キロで300mほどしか登らなかった。
つまり、後半キツいということか。。
そうこうしてるうち、20キロ超えた辺りからいよいよ本格的な
上り坂になり、ほどなくすると
どうもここから剣山の登山道がスタートらしい。
ちょうど半分辺り、つまりあと20キロで1200m登るということで、
まさに乗鞍と同じようなスペック。これはいい練習になりそうだ。
と、気合い入れなおして再スタート。
前半の緩斜面はどこへやら、
ひたすら7〜10%の勾配が続く。
あまり勾配の変化がなく淡々と登るところや
超激坂がないのも乗鞍と似ている。
当たり前だが、標高1000mを超えてもまだまだ登る。
天気もふもとの晴天からだんだん曇ってきて
真夏でも涼しさを感じる。
1200m超えた辺りからスキー場などいろいろな施設が見えるようになり、
ついに、頂上へ。
どうも真の頂上までは徒歩かリフトでないと行けないらしく、
とりあえず自転車はここでゴール。
ここからだとあまり眺望もきかず、超絶景を期待してたので少し残念。
それでも合間からは
標高2000m近くにふさわしい景色が見える。
と、せっかく登って来たので
ゆっくり観光したかったのだが、
肌寒い。。そしてパラパラと雨が降ってきた。へにょ〜。
というわけで、ウインドブレーカーを着込んで早めに下山。
幸い雨はすぐ止んでくれたものの、
下山ルートの道が登り以上に狭く、
しかも荒れてて、むちゃくちゃ走りにくい。
さらに断崖絶壁具合がハンパ無く、
ガードレールの先はそのまま2000m何もない勢い。こえぇ。。
来た道を往復するだけでは面白くないので、
R438〜439で少し大回りの周回コースを設定し、
「すげ、下りは50キロずっとダウンヒルじゃん、ヒャッハー!」
とか思ってたのだが、とてもそんなヒャッハーの余裕はなく、
怖々と登り以上に慎重に下る。。へにょ〜。
にしても雨降ってなくてよかった。。
それでも、標高5〜600mくらいまで下ると道もキレイになり、
走りやすくなって普通にダウンヒル。
2%くらいの軽く脚を回して走る下りが続き、
体力的にもラクだしそういう意味では楽しい下りだったのだが、
登り含め、ず〜っと同じような景色が続いて
最後のほうはいいかげん飽きてきた。。
もうええわー、と思ってたら、美馬市街到着。
あとはR192を10キロほど西進してゴール、、よっしゃー!
とウカレて走ってたら、
なんかみるみる空が暗くなり、、あと5キロというところで、
突然の豪雨、、しかもカミナリまで。。へにょ〜。
最初は手頃な場所で雨宿りしてたのだが、
どうも止みそうにないし、あと5キロだし、
カミナリが治まった時点でエイヤで強行突破。。
・・雨、すげー!!
なんか洗車機の中にでも入ってるような雨。。
びしょびしょなんてレベルではなく、
自分もバイクも水浸しになってようやく、
なんとか無事にゴール。
まあこの季節だし、気温は高かったので
自分が濡れるのは別に構わないのだが、
気になるのはリドレーさん。
ざっと水切りと注油くらいはしとかないと。。
雨をしのげて作業できるところ、、と
公園内の公衆トイレを使わせてもらう。
この雨なら誰も来ないだろうし。
と、最後に雨男ともじんらしいオチがついて
距離107キロ、獲得標高1540mでした。
ともあれ、ヒルクライム自体はまさに超級コース、
難易度も走り応えも申し分なし。
こんな近場に乗鞍級のコースがあるとは思ってもいなかった。
四国だと、すでにレースも開催されてる石鎚山が
ヒルクライムでも有名になりつつあるが、剣山もなかなかです。
下りと急な雨へは充分対策して、
ぜひみなさんもチャレンジしてみてください〜。
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コメント
突然失礼します。
土曜日早朝より(深夜から?)剣山ヒルクライムにみんなで行くことになり、怖々の中、情報収集をと検索していてお邪魔いたしました。
今年の乗鞍もチャンピョンクラスで走られていたとか。健脚なクライマーなのですね。
(小生も普通のクラスですが初参加しました)
読ませていただいて、つらさ予想外というようにも思いますが、景色が分かっただけでもかなり安心できました。
心おきなく苦しんでくることにします(笑)
お邪魔しました。
ちなみに私のteamは下記ショップの
SANREMOです。またどこかで(ヒルクライム?)見かけたらよろしくお願いします。
http://www.sanremo.jp/
投稿: doidon | 2012年11月 1日 (木) 19時29分
doidonさん、コメントありがとうございます!
剣山チャレンジされるのですね。
乗鞍走られたのであれば、難易度は大丈夫だと思います。
本文にも書きましたが、序盤はほぼ平坦で
後半乗鞍とほぼ同じプロフィールを登る感じです。
すごい激坂も無いのでマイペースを守れば完走は問題ないですよ。
それよりも、もうこの時期だと山頂付近はかなりの寒さだと思うので、
その対策はしっかりとどうぞ。
こんなブログで参考になったか不安ですが、
景色と自然が素晴らしい秀峰なので、どうぞ楽しんできてください!
コメントも気が向いたらいつでもお願いします。
どこかのイベントでお会いできるのを楽しみにしています!
投稿: tomozin | 2012年11月 2日 (金) 11時59分
初めまして、こんにちは、
自分は、8月8日に剣山ヒルクライムを予定しています。439(与作)から上って、同じ道で帰還する予定ですが、気になるのが、気温です。下山のダウンヒルするときの服装は、どこまで用意した方がいいのでしょうか?かなり、寒いのでしょうか?教えてください。
投稿: 千里の道も一歩から | 2014年7月29日 (火) 16時08分
千里の道も一歩からさん、コメントありがとうございます。
自分が登った時は下界は35℃を超えるような猛暑だったので
頂上もそんなに気温は低くなかったです。
薄手のウインドブレーカーをジャージのポッケに入れておいて
下りは途中まで着て帰りました。
ただ天気が急変することが多い場所みたいなので、
雨が降るとかなり寒さを感じるかもしれません。
しっかり準備して剣山ライド楽しんでください!
投稿: tomozin | 2014年7月30日 (水) 02時08分
大変参考になりました。ありがとうございました。しっかり準備をしておきます。また、結果を報告させていただきます。ちなみに、運動記録は、どれで行われていますか?
僕は、RuntasticとFacebookと主にしております。もし、持っておられたら、交流しませんか?
投稿: 千里の道も一歩から | 2014年7月30日 (水) 14時46分
千里の道も一歩からさん、
自分はここの他にはSTRAVAで走行を記録、共有しています。
よろしくお願いします。
投稿: tomozin | 2014年8月 1日 (金) 13時51分
岡山市北区に位置する岡山商科大学は、社会に有為な人材の育成 及び 輩出に努めた結果、地元への就職や大学院進学に強い のが大きな特徴です。 大学選びは あなたの人生 を大きく左右します。 産学官連携活動を通して 地域の活性化 に貢献しております。 学部・学科毎に 専門性の高いコース制度 と WEBの資格講座 があるので、将来やりたい事 が見つかります。 就職活動の際には 面倒見が良くて親切 なので、入って良かったと言えます!
投稿: 岡山商科大学はあなたの夢を叶えます! | 2019年5月13日 (月) 14時41分